入会のご案内
このFPビジネス実践塾を立ち上げた理由ですが、それは顧客のライフプランをベースにして本質的な活動を行うFPが増えて欲しいと考えているからです。
これまで16年近くFPとして活動をしてきて、さまざまな場面で初対面の方に自己紹介をした時に「ファイナンシャルプランナーの仕事をしています」と話すと、「保険関係の方ですか」と言われてしまうことが結構ありました。
日本は米・英・豪などのように証券のインフラが整っていないので仕方がない部分もあると思いますが、ファイナンシャルプランナー=保険と消費者にイメージを持たれてしまっているのは、本質的なFPの役割が伝わっていないことの表れだと思い、大変残念に思っています。
本質的なFPの活動を行う人が増えていって欲しい
FPの会合などに行った時に、「相談料がもらえない」「顧問契約に結びつかない」「FPの仕事が少ない」「保険以外にキャッシュポイントがない」といったような声をよく聞きますが、本当にそうなのでしょうか?
少なくとも私は相談料を頂けていますし、むしろお客様のほうから「安いですね」と言われることも多いくらい。
営業らしい活動は全く行っていないにもかかわらず、毎月のように新規の顧問契約(会員サービス)も頂いています。
また、仕事を選別して断らなくてはいけないこともあるほど、コンスタントに相談・執筆・講演の依頼も入ってきます。
相談料を頂けていなくて、キャッシュポイントは保険などのコミッションしかないと考えられている人は、おそらく本質的なFPの仕事をしていないか、またはお客様にその価値を伝えられていないことに原因があるのではないでしょうか?
ファイナンシャルプランニングは何かの金融商品やサービスを販売するためのテクニックではありません。
金融商品というのはあくまでも、それぞれのライフプランを叶えるための必要なツールに過ぎないからです。
少し厳しい言い方かもしれませんが、「金融商品の販売が活動の目的になってしまっている場合は、それはもうFPとして行っている仕事とはいえない」と思います。
賢い消費者はその辺りの事情も踏まえて、信頼できるお金の相談相手を探しているので、これからはライフプランをベースにした本質的なFPの活動を行う人が求められるようになるでしょう。
高齢化への危機感と、若いFPへの期待
また、この業界の高齢化に強い危機感を抱いています。
日頃から多くの金融機関などで若い方々と話す機会があり、FPの仕事に対して興味を持っている人が多いことを知っていますが、FPフェアや継続研修、スタディグループ(SG)などに足を運んでも、若い方々を見かける機会はそれほど多くありません。
数年前に大阪で行われたFPフェアの交流会に参加した時には、参加者のほとんどが中高年以上で、40代の私が若いほうに入っていたような感じがしたくらい、年齢層が高くて驚きました。
私は日頃から人の入れ替わりが少ない組織はダメになると考えていますが、なかにはもう10年以上前から顔ぶれが変わっていない組織やSGなんかも多いようですね。
しかし、その一方でAIの影響を最も受けやすいのが金融業界と言われています。
近い将来本格的にAIが普及して使われるようになれば、これまでFPや金融機関担当者が行ってきた金融商品の選択などのサービスの大半はAIに取って代わられるでしょう。
このような大きな変化の時代には、やはり若い人の柔軟な発想が不可欠です。
そこで若い方々にとっても役立つコンテンツを配信しながら、一人でも多くの若い人にFPの仕事に興味を持ってもらって、一緒にFPの可能性を広げていきたいと考えています。
そのためにまずは私が行っているFPの仕事や、これまでに経験してきたことをしっかり紹介することから始めていきたいと思います。
FPに対する相談窓口としての期待
もう一つが消費者のニーズです。
NISAや確定拠出年金制度の拡充され、国が制度面で個人の資産運用や資産形成の支援をしているにもかかわらず、国民がそれを十分に活かすことができていません。
これには現在の金融機関が相談窓口としての役割を果たすことができていないことが背景にあります。
役割を果たしていないどころか、数年前にある銀行の研修を行った時に、上層部の方から「久保さん。消費者がが賢くなってしまったら、売りたい物が売れなくなってしまうじゃないですか」と言われて呆れてしまったことさえあります。
一部の金融機関は数字の目標を無くしたり、コンサル重視の方向に動くなど少しずつ変わり始めていますが、金融機関が本当の意味で顧客本位の姿勢に変わるにはまだしばらく時間がかかるのではないでしょうか?
それなら私達FPが相談窓口の役割を果たし、国民の資産形成のお手伝いをしていくしかありません。
それぞれのライフプランに合わせて適切なお金のアドバイスを受けたいと考えている人は多いと思いますので、独立系FPがそれぞれの地域で旗を立てて、そのような消費者のニーズに応えていけるようになっていければと願っています。
FPビジネス実践塾主宰
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)
プロフィール
このような趣旨でFPビジネス実践塾を立ち上げましたので、以下に示したような方の参加はご遠慮ください。
~このような人は参加しないでください~
①保険屋
②フィーをもらわない、コミッションだけのモノ売りFP
③依存心が強い人(クレクレ星人)
④行動しない人(知識メタボ、ノウハウコレクター)
⑤マナーやモラルを守れない人
FPビジネス実践塾の活動内容
コンテンツ配信 | 独立系FPとして実際に行っている仕事内容について、コラムや動画で紹介していきます。 また、起業家として成功するために最も大切なマインドセットの部分はもちろん、実際に行っているマーケティングの方法や、コンサルティングのポイントや使用ツール、それに顧客管理の方法まで、惜しむことなくお伝えしていきます。 |
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勉強会 | 定期的にオンラインの勉強会と、リアルの勉強会を開催します。 |
Facebookグループ | Facebookグループ(非公開)で交流しながら議論を深めていきましょう。 |
FPビジネス実践塾で得られるもの
Mindset
FPとして独立した際に成功するかどうかを決める最も大きなポイントは、けっして知識やスキルではありません。
起業家としてのマインドセットを持ち合わせているかどうかが一番大きな部分だと思います。
そのためFPビジネス実践塾では起業家に必要な考え方や、コンサルタントとしての心構えなどについてお伝えしていきます。
Business model
独立系FPのビジネスモデルがどのようになっているのか?
また、どのようにビジネスモデルを構築していけばよいのかが理解できると思います。
Marketing
FPとして独立して以降、営業らしい活動を全く行っていませんし、お客様に紹介を求めたこともありません。
それではどのように集客を行っているのか?その答えをコンテンツで解説します。
きっとFPらしい集客の仕組み作りの考え方が身に付くと思います。
Consultation ability
顧客が納得して実行したくなるライフプラン作りと資産運用&資産管理のノウハウなど、コンサルティングスキルの向上に役に立つ内容をお届けします。
また、情報の取り方や、使用しているツールの紹介も行います。
Writing
近年コンテンツマーケティングの流行に伴い、原稿を書けるFPへのニーズが高まっています。
そのため独自性のある記事の書き方など、原稿執筆のノウハウをお伝えしていきます。
Lecture
これまでに銀行だけでも1000回以上の講演実績があります。
講演の仕事を行う上での心構えや、講演を行う際に気を付けていること、また、資料作りの方法などをお伝えします。
Life style
顧客の良きライフプラン相談相手であるためには、しっかりとインプットの時間を確保すると同時に、FP自身も充実した人生を過ごさなくてはいけないと思います。
私は平日は2、3回テニスをして、週末も若者達と「九州から日本一」を目標にして本格的にアメリカンフットボールに取り組んでいます。
また、2016年はベトナムで延べ10日間、昨年(2018年)は沖縄で延べ23日間過ごすなど、日頃からあちこちに出掛けて行っています。
それを可能にしているのは効率性を重視したスケジューリングと、仕事の仕組み化に工夫をしているから。
きっと自由なライフスタイルで過ごすためのヒントがみつかるのではないでしょうか。
Interact
Facebookグループ(非公開)で交流しながら、議論を深めていきましょう。
Growth
同じ方向を目指す仲間の存在は、きっとあなたの成長を手助けしてくれるはずです。