NISAやつみたてNISA、確定拠出年金の普及に伴い、投資を始める人が増えてきました。
2020年11月の投資信託概況(発表:投資信託協会)によれば、設定額から解約・償還額を差し引いた公募投信の資金動向は9293億円の流入超で、実に43ヶ月連続で流入超が続いています。
そのため公募投信全体の純資産総額は増えており、初めて130兆円を超えました(2020年11月末時点で135兆7250万円)。
その一方で、ライフプランに合わせてポートフォリオを組んで、適切に管理をしていくという考え方はあまり浸透していないように感じています。ポートフォリオによる運用を考えるどころか、大規模な金融緩和を背景に、実体経済とはかけ離れた株価上昇が続いているため、分散投資の必要性にさえも疑問を持つような投資家が増えているような状況です。
このような投資家が過度に楽観的になっている様相は、ITバブルやリーマン・ショック前の雰囲気に似ています。
「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。」
有名な投資格言にあるように、いつまでも上昇相場が続くわけではありません。
とくにコロナ禍における実態を伴わない株価上昇においては、いつ相場が崩れてもおかしくないというのが正直なところだと思います。
お客様の大切なお金の運用をアドバイスするファイナンシャルプランナー(FP)は、投資家が過度に楽観をしている今だからこそ、顧客に対して基本に立ち返ってもらうようアドバイスを行い、ポートフォリオ運用によってリスク・コントロールを図る必要があることを伝えるべきだと考えています。
そこで今回は「顧客のライフプランに合った運用ポートフォリオの構築方法」と題して、ポートフォリオを作る際に押さえておきたいポイントや、具体的なポートフォリオの作り方についての勉強会を行います。
<主なコンテンツ>
・ライフプランを作って目標設定を行う
・ライフプランに合わせた資産配分
・資産運用で大切な複利効果を活かすために
・分散投資と相関係数
・今後を見据えたポートフォリオの具体例
・コロナ禍におけるリバランス
【勉強会詳細】
タイトル:『顧客のライフプランに合った運用ポートフォリオの構築方法』
講師:久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)
2021年1月12日(火) 19:00~20:30
※質問等の関係で延長の可能性あり
会場:オンライン開催
※パソコン・タブレット・スマートフォンで参加可能。
(但し、インターネットに接続する必要があります)
参加申し込みをいただいた方には、後日メールで使用資料と参加方法をお伝えします。
参加費:9800円
(FPビジネス実践塾のメンバーは無料)
定員:10名
主催:FPオフィス クライアントサイド
申込方法:下記の申し込みフォームからお申込みください。
(※FPビジネス実践塾のメンバーは下記の申し込みフォームを使用しないで、Facebookグループ内または個別にご連絡をください。)
オンライン勉強会『顧客のライフプランに合った運用ポートフォリオの構築方法』
※注意事項
使用資料のみの提供は行いません。